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カーテンの依頼先にはどんな選択肢があるのか? それぞれのメリット・デメリットを纏めてみました!

家具・カーテン

リフォームといえば、キッチンや洗面台、お風呂などの住宅設備の工事をはじめ、床材や壁紙の張替えなどが思い浮かぶのではないでしょうか。一方、カーテンはというと、「装飾品」というジャンルからか、いつどこで購入するのか?建築会社に頼むものなのか?予算はどれくらい組めばよいのか?など段取りのイメージがつきにくい方も多いはず。

そこで今回は、カーテンの依頼先にはどんな選択肢があるのか、それぞれの依頼先のメリット・デメリットと依頼のタイミングを合わせてご紹介します。

カーテンの役割をさらっとおさらい

カーテンとは、ウィンドウトリートメント(窓まわりの装飾品)のひとつで、遮光や防音などの機能性と装飾性を合わせ持ったインテリアです。

ウィンドウトリートメントは、カーテンのように厚手の布と薄いレースを二重にして吊り下げる取り付け方が一般的で、この他にも上下に開閉するスタイルのシェードやブラインド、素材は布や金属、木製のものなど仕様は多岐にわたり、用途やデザインによってさまざまなコーディネートが楽しめます。

主な機能としては、遮光やUVカット、防炎、防音、防犯(外の視線からのプライバシー保護)、窓ガラスの飛散防止などさまざまで、開口部を布などで覆うことによる断熱効果も期待できます。快適で安心できる住空間づくりには欠かせないインテリアです。

カーテンの依頼先にはどんな選択肢があるか?

カーテンの依頼先をカテゴリー分けすると、カーテンの仕様と価格帯によって「高級フルオーダー(高価格帯)」「中級フルオーダー(高価格帯~中価格帯)」「既製品・セミオーダー(低価格帯)」の3タイプに分けることができます。

ご自身の思い描くインテリアのテーマは、どんな流れで、どれくらいのコストで実現できるのか?をすり合わせながら、リフォームを成功させるためのパートナーを賢く選びましょう。これから、それぞれの依頼先の特徴と、メリット・デメリットをご紹介します。

高級フルオーダー(高価格帯)

店舗の特徴:海外インテリアブランド、百貨店など
取扱商品:ハイブランドの輸入生地、こだわりのオリジナル生地など(麻やシルクなどの天然素材、デザイン性の高い特殊な織り方の生地など)

メリット:
・ハイセンスで高品質なインテリアを自宅に取り入れられる。
・ショールームや展示会で実際に触れて選ぶことができる。
デメリット:
・商品やサービスが高価。
・施工業者を自身で選ぶ手間がかかることがある。
・高価な素材によっては耐久性が低く、自宅でのお手入れが難しい。

高級フルオーダーのカーテンは、テキスタイルや素材にこだわった生地が魅力です。ヨーロッパの展示会でセレクトされた輸入品や、有名なデザイナーが手掛けたテキスタイルの生地、特殊な織り方・染め方の生地など、とても素敵な商品が取り揃えられています。

海外のインテリアブランドは一等地にショールームを構えていることが多く、ハイセンスな空間で実物に触れながらコーディネートできることが醍醐味のひとつです。百貨店では展示会を随時開催しており、各メーカーのショールームへ案内されることもあります。伊勢丹ではインテリアデザインサービスという無料の相談窓口がフロアに設けられており、Web予約にて相談ができるようになっています。

一方で、高品質で高価な商品からコーディネートするとなると、ひと窓を仕上げるのに10万円は軽く超えることも……。さらに、カーテンを縁取るフリンジなどの装飾を施したり、カーテンレールやカーテンを束ねるタッセルなどのアクセサリーを選んだり…窓まわりのインテリアにはデザイン要素がたくさんあるので、こだわればこだわるほど価格も跳ね上がっていきます。

もちろん、仕上がりはとても美しく、理想のインテリアを自分の手でコーディネートすることができるのはフルオーダー最大のメリットですが、まとまった予算の確保が必要になってきます。

その他のデメリットとしては、取付業者を自身で手配しなければならなかったり、割引率があまり高くなかったり、採寸の出張料がかかったりする点が挙げられます。さらに生地の仕入れに時間がかかると、注文から取り付け完了まで30日近く日数がかかることもあります。仕上がりの日程をしっかり確認しながらプランを立てましょう。

また、デザイン性の高い輸入カーテンは、天然素材の麻や絹を使用した生地が多いのですが、お手入れのしづらさがネックになる場合もあります。輸入元となるヨーロッパ地域との気候の差から生まれる問題なのですが、日本の気候は高温多湿で住宅の気密性も高いため、化学繊維を活用したメンテナンスのしやすいカーテンの方が取り入れやすいです。

取付業者の手配については、単にカーテンの掛け替えだけなら、自分でカーテンレールに掛けておしまいなので工事は不要です。カーテンレールを変更したり、カーテンからブラインドにデザイン変更をする場合は、ビス(ネジ)を用いた取付工事が必要になります。

後述にもありますが、LDK全体のリフォーム工事などを同時に進める場合は、リフォーム会社の担当者さんに早めに相談しておきましょう。重量のある商品や取付場所によっては、壁や天井に追加で下地(木材)を仕込んでおく必要があります。カーテンは頻繁に開閉操作をするので、壁紙を張り付けてある石膏ボードにビスで留めるだけでは、重さで石膏が崩れてしまい、レールごとボコッと外れる恐れがあるので大変危険です。

いろんな種類のウィンドウトリートメントの取付工事に慣れているカーテン専門業者に依頼すれば、下地探しや商品の扱いに慣れているのでより安心です。

中級フルオーダー(高~中価格帯)

店舗の特徴:国内の大手ファブリックメーカー、カーテン専門業者、インテリアショップ(例えば、サンゲツ、リリカラ、ジアス、アクタス、イデーなど)

メリット:
・日本の住宅事情に合わせた多様な機能性や幅広いデザインを備えている。
・競合が多いため、価格競争力がある。
・ブランドをまたいで自由に商品を選択できる。
・無料で出張採寸を任せられ、手間がかからず、採寸ミス等による負担がない。
・自社工場での縫製により納期が短い。
・縫製の専門技術が高く、多様なデザインに対応できる。
・あえて使用する生地の量を減らしたデザインで価格調整が可能。
・取付工事に慣れていて仕上がりも綺麗。
・現場やショールームでの打ち合わせ、アフターフォローなど対応が柔軟。

デメリット:
・商品の選択肢が多く、絞り込んでいくのが大変。
・量販店の既製品に比べると高価になる。

中級フルオーダー(高~中価格帯)は品質と価格のバランスが良く、筆者としてもお勧めの選択肢となります。

特にカーテン専門業者は、商品とスタッフ質の高さが担保されているので、それだけでも依頼する価値があります。さらに、さまざまなブランドから仕入れが可能なため、取扱商品の幅が広いことも大きな魅力です。

競合が多く、量販店やネットショップなどで格安のカーテンが数多く販売されていること、さまざまな住関連の会社がカーテン部門を設けているため、価格設定も良心的です。窓まわり商品ばかりを取り扱っているので、オプションでカーテンを取り扱っている会社より、もともと割引率も高く、ハウスメーカーのカーテン部門などと違って独立しているので、相見積もりも気軽に取りやすいです。

ハイブランドの生地に引けを取らないデザインの生地がこんなにお求めやすいの?という、掘り出し物もたくさん見つかります。打ち合わせの際は、複数のブランドの生地サンプルを一括して取り寄せてもらうことができるので、ぜひ相談してみてください。

縫製については、標準的なフルオーダーの場合は、カーテンレール幅の約2倍の生地を使用してたっぷりとヒダを取っているため(2倍ヒダと呼ばれる縫製)、生地が美しく波打っており、畳んだ時の折り目が上から下まで綺麗に整った高級感のある仕上がりになります。

さらに、ヒダをほとんどとらない「フラットカーテン」と呼ばれる縫製もあり、大柄のデザインを活かしたいカーテンにオススメです。使用する生地量が減るので、高いデザイン性を備えつつ、お値段はややお求め安くなります。

サンゲツやリリカラ、シンコールなどの国内の大手カーテンメーカーは防炎加工やプライバシーを保護できるミラーレースなど、日本の住宅事情に適した多様な機能を備えたカーテンを多く開発・販売しているので、ぜひ注目して選んでいただきたいです。

既製品・セミオーダー(低価格帯)

店舗の特徴:ニトリやイケアなどの量販店、ネットショップ

メリット:
・リーズナブルに窓まわりに必要な機能性を備えることができる。
・全国各地に店舗があったり、ネットショッピングで手軽に入手できる。

デメリット:
・自分で採寸や商品を選択する手間が多く、失敗するリスクが高い。
・縫製がチープに見え、仕上がりの美しさがいまいち。

インテリア雑貨の量販店やネットショップのカーテンは、一般的な窓に合わせやすいサイズ展開の既製品や、耐久性が高く量産にも向いている化学繊維の採用、生地を節約した縫製など、数々の工夫によって実現された手に取りやすい価格が魅力となっています。

近年では、カーテンだけでなくブラインドやシェードなど商品展開も豊富になり、多様化する窓のサイズに合わせられるセミオーダーなど、手頃な価格の中でもさまざまな形のサービスが増えてきました。DIYなどインテリアコーディネートがより身近になっている風潮の中で、気軽にカーテンなどの掛け替えを楽しむための強い味方となっています。

低価格で抑えられる最大のポイントは、やはり「DIY(Do It Yourself)」の精神に通じますが、採寸や商品の選定、取り付けを自分自身で行う点です。

ある程度、インテリアコーディネートの知識がある人には向いている方法かもしれませんが、カーテンの掛け替えなどめったにないことなので、業界の人以外で慣れている人はなかなかいないのではないでしょうか。採寸はどこからどこまで測れば良いのか?窓のサイズに合ったカーテンの仕上がり寸法は?カーテンレールは、どこにどのように取り付けるのか?などわからないことだらけです。

また、量販店やネットショップでの販売単位がまちまちなので、ひと窓分のカーテンのセット(厚手+レース)を購入したつもりが窓の半分の幅しか入っていなかった!とか、両開きのカーテンにしたかったのに、窓一面を覆ってしまう大きな幅のセットだった…!などの購入ミスもよく聞きます。

厚手のカーテンとレースのカーテンの丈のバランスにも注意が必要です。例えば、ニトリで掃き出し窓(幅180㎝×高さ195㎝)のカーテンを一式そろえるためには、「ドレープ(幅100㎝×丈200㎝×2枚)」と「レース(幅100㎝×丈198㎝×2枚)」の商品を選びます。レースの丈は、ドレープ(厚手)のカーテンより1~2㎝短いものを選ぶとバランスが良くなります(ちなみに、フルオーダーの場合は細かく、レースをドレープより5㎜短く仕立てます)。

ミスをした場合に返品できたらよいのですが、セミオーダー品など買いなおさなければならないミスをしてしまうと、せっかく安価に購入できたのにもったいない出費になってしまいますね。

よくある失敗例には次のようなものがあるので、参考にしてみてください。

・採寸ミス、商品サイズの注文ミス、家具との干渉未確認
・カーテンレールの取り付け位置の下地未確認(カーテンレールごと外れてしまう)
・エアコンや出入口、ドアとの干渉未確認(カーテンレール等が取り付けられない)
・カーテンレールの取付位置とカーテン丈の未調整(裾が床についてしまう、短すぎる)

カーテンの仕上がりについては、フルオーダーのものに比べて生地量の少ない縫製になっているため、ヒダが浅く裾だけ広がっているものが多いです。ほとんどの既製品は、生地量がカーテンレール幅の約1.5倍の生地(1.5倍ヒダ)で縫製されています。

オススメは、中級フルオーダーのカーテン専門業者!

自分で選んで失敗するリスクを考えると、専門性の高いカーテン業者に任せた方が、総合的に見て非常にコストパフォーマンスが良いと言えます。予算に余裕があって高級フルオーダーのカーテンを検討するとしても、最終的には取付業者を探すことを考えると、最初からカーテン専門業者にお気に入りの生地を相談して依頼をした方が、カーテンに関するすべての工程を一貫して担当してくれるので、スマートに話が進みます。

カーテンの取り付けを検討するタイミングはいつがいい?

先述で少し触れましたが、カーテンを依頼するタイミングは、ほかのリフォーム工事と合わせて早い段階で計画することをおススメします!その理由は以下の2点です。

理由(1)予算を確保するため

予算の確保についてですが、まずカーテンはそこそこ値段が張ります。また、面積が広くインテリアの要になるエレメントなので、あらかじめ予算を調整して確保しておいた方が、余裕を持ってコーディネートをしやすくなります。

予算の目安としては、低価格の既製品の場合、掃き出し窓ひとつを完成させるのに1万円前後(厚手+レース+カーテンレール+房かけ)。中堅フルオーダーの場合は、同じ条件でひと窓あたり3万円前後+取付工事費、高級フルオーダーはそれ以上です。

仮に一般的なマンションのLDKのリフォームを計画すると、窓は3~4か所あるので、既製品ではトータルで4~5万円、中級フルオーダーではだいたい10~30万円の予算が必要になります。(高級フルオーダーは際限がないので予算には触れません…)さらに既製品のカーテンで失敗した場合、買い直しのコストや採寸・取付の手間を考慮すると、あっという間に中級フルオーダーの予算に近づいてしまいますね。

リフォーム工事がひと段落した後にカーテンの計画にとりかかった場合、予算が残っておらず、気に入ったデザインのものを泣く泣く諦めるといったことや、お手頃な既製品ではすでに配置された家具の雰囲気に合わずに浮いてしまうといったことになりかねません。カーテンにかかるコストも忘れずに予算を立て、トータルコーディネートを楽しむ準備をしておきましょう。

理由(2)効率よく必要な工事を組み込むため

また、効率よく必要な工事を組み込むために、リフォーム全体を管理する担当者さんに事前に相談をしておくことが大切です。

後から取り付けようとすると、選んだ商品によっては下地の補強工事が必要になり、せっかく綺麗に完成した部屋の壁を解体しなくてはならない、エアコンや家具と干渉して取り付ける場所がないなど、デザインを選ぶ以前の問題でカーテン選びに苦戦することになってしまいます。ほかの工事の工程と合わせて計画を組むことは、予定外の出費や、廃棄物の処理代を抑えることにもつながります。

まとめ

カーテンの依頼先にはどんな選択肢があるのか、それぞれの依頼先のメリット・デメリットと依頼のタイミングを合わせてご紹介しました。

・プロであるカーテン専門業者に任せた方がコスパが良い
・リフォーム検討の初期段階から一緒にプランを練ることが大事

以上を、カーテンの掛け替えを検討する際の参考にしていただけたら幸いです。

 
 
 

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